【クラス】3歳児 すみれ
【題名】14ひきのぴくにっく
【出版社】童心社
【作者】いわむら かずお
【選んだ理由】
どのページも絵の部分がたくさんあり、とても見やすく子ども達が大好きな春の植物や虫たちが登場するため「見たことある~!」「知ってる~!」など親しみをもち楽しめるため選びました。
【どんな本】
14匹のネズミの大家族が全員で春のお天気の日にお弁当を持ってピクニックへと出かけます。たんぽぽが咲いている野原まで虫や植物、自然と触れ合いながらゴールを目指して探索するお話です。
【クラスの様子】
お散歩に出かけた公園で見た事のある虫や植物が登場したためその都度「あ、てんとう虫!! 」「たんぽぽ~」「かえるの赤ちゃんだよ」と子供たちが集中し、喜んで見ていました。14匹のネズミと言うことで1~14を数えるために両手を使ったり絵を見たりと数にも親しむことができました。最後まで「次は何の虫かなぁ?」とワクワクしながら見ることができていました。
【クラス】4歳児 れんげ
【題名】おじさんのかさ
【出版社】講談社
【作者】佐野 洋子
【選んだ理由】
梅雨は生き物や植物にとって恵みの雨。雨を題材にした楽しい絵本を読みながら自然事象に興味を持ち、雨続きの梅雨を楽しく過ごしていきたいです。
【どんな本】
おじさんは、いつも「黒くて細くてピカピカ光った杖のようなかさ」を持っています。でもさしません。大事な傘が濡れるのが嫌だからです。雨が降ってきても濡れて歩き、もっと降ると雨宿り、急ぐときは傘を抱いて走り、止まない時は知らない人の傘に入ります。もっと大振りの日はどこにも出かけません。ある日子供たちが傘をさしながら「雨が降ったらポンポロロン、雨が降ったらピッチャンチャン」と歌うのを聞いて「本当かな?」と傘を開いてしまいます。歌いながら歩くおじさんは本当に楽しそうです。
【クラスの様子】
「なんで雨なのに… 傘をさせばいいのに」と不思議そうな子どもたちでしたが、おじさんと同じように「雨が降ったらポンポロロン、雨が降ったらピッチャンチャンってほんとう~?」と次の雨の日をワクワクしながら待つ姿が見られました。「自転車だから傘させないや」「長靴の時にピッチャンチャンやってみよう」と盛り上がり、読み終わった後は思わず「雨が降ったらポンポロロン、雨が降ったらピッチャンチャン」と口ずさんでしまいます。
【クラス】5歳児 ゆり
【題名】ともだちやもんなぼくら
【出版社】えほんの杜
【作者】くすのき しげのり
【選んだ理由】
『ともだちやもんなぼくら』と言うタイトルに内容が気になり友達との関係性に子供たち自身が気づけたらと思って選びました。
【どんな本】
夏休みのラジオ体操の帰り道、ヒデトシ、マナブ、主人公の3人はカブトムシを見つけます。喜び勇んで気に登ってカブトムシを捕まえる3人。ところが、よりによってその木は近所でも厳しくて有名な雷じいさんの家の木だったのです。
【クラスの様子】
初めて読み聞かせをした日は「カミナリじいさん怖かった」「ヒデトシ追いていかれてかわいそう」と言っていた子どもたち、何度か読むうちに「先に逃げたのもずるいよね」「カミナリじいさん優しかったね」「2人は何で迎えに行ったのかな?」などと登場人物4人のひとりひとりの立場になってひとりひとりの気持ちを考えようとする姿がありました。