3歳児 すみれ組 「たろうのおでかけ」
【出版社】福音館書店
【作者】村山桂子
【選んだ理由】
すみれ組と同じすみれの花が出てくることと、交通ルールについて知ってもらいたいなと思い選びました。
【どんな本?】
主人公のたろうが仲良しのまみちゃんのお誕生日をお祝いしに行きます。早くまみちゃんのおうちに行きたいたろうは、つい走ったり、交通ルールを守らずに進んで行こうとします。通りかかったおまわりさんや、郵便屋さんに交通ルールを教えてもらいながらまみちゃんのおうちを目指していくお話です。
【クラスの様子】
まみちゃんへの誕生日プレゼントで、すみれの花とアイスクリームを持って行く場面では、すみれの花という言葉にほとんどのお友だちが反応して「すみれのはなって、むらさきいろなんだね!」と気が付く姿も見られました。また、主人公のたろうがまみちゃんの家に向かう途中の信号で、黄色なのに渡ろうとするたろうを見て「あぶない!」と言うお友だちの様子があり、信号の色を少しずつ理解している、すみれ組の子どもたちでした。
4歳児 れんげ組 「いちにちおもちゃ」
【出版社】PHP研究所
【作者】ふくべ あきひろ
【選んだ理由】
新しいおもちゃに喜んでたり自分の物を使って遊びを広げている子どもたちに自分の物を大切にするだけでなく、みんなが使うおもちゃも大切に使ってほしいと思い選びました。
【どんな絵本?】
子どもたちに馴染みのあるクレヨンやカスタネット、積み木やぬりえになってみよう!「おもちゃって結構大変なんだねぇ。大切にしなきゃね。」と笑いながら自然と思える絵本です。
【子どもたちの様子】
クレヨンやカスタネットやコマなどに一日なって見ると!?予想以上の面白い光景に思わずぷぷぷと笑ってしまうれんげさん。読み終わった時にはおもちゃってもしかしてこんなこと思ってるのかもしれないね!と可愛いつぶやきが聞こえました。
5歳児 ゆり組 「 ダンプえんちょうやっつけた」
【出版社】 童心社
【作者】 古田足日 田畑精一
【選んだ理由】
同じ年長組の子どもたちのお話しで、自分たちでルールを決めながらごっこ遊びが展開していく様子が、今の子どもたちにぴったりだと思い選びました。 長いストーリーの本を何回かに分けながら読むことで、次への期待、想像が膨らむように、また、絵本のおもしろさを感じららればと思っています。
【どんな本?】
とある保育園でのお話しです。この保育園の園長先生は、ダンプみたいにガッチリとした体型なのでダンプ園長と呼ばれ、子どもたちから慕わられています。
年長組のクジラ組の子どもたちは、いつかそんなダンプ園長をやっつけたいと思っていました。
ある日、ダンプ園長とクジラ組の子どもたちはリヤカーに乗って「ひなたやま」というところへ行き海賊ごっこをすることに。ルールを決めて壮大な海賊ごっこが始まります。
【クラスの様子】
長いお話しを何回かに分けて読むことで「次はどうなるかな」と先のストーリーを楽しみにしていたり、ガッチリとしたダンプ園長に立ち向かっていく男の子たちの姿に目をキラキラさせながら絵本を見ていました。
現実ではあり得ないママのパンツを履いている「ガラパン」というあだ名の男の子が出てくるたびに大笑いの子どもたちでした。