0歳児 つぼみぐみ 「もこ もこ もこ」
出版社 文研出版
文 谷川俊太郎
絵 元永定正
【選んだ理由】
昔から子どもたちに親しまれている絵本です。
0歳児クラスでも楽しめると思い選びました。
【あらすじ】
「もこ」「にょき」「ぽろり」といった擬音語ばかりですが、すぐ絵本の中に引き込まれます。「しーん」から「もこ」になった瞬間、世界が動き始めます。
【クラスの様子】
絵本が好きなお友だちに読んでいると、他のお友だちも興味を示して絵本に目が釘づけに。遠くからチラッと見てみたり、自分から側に来たりしています。
そして「ふんわ ふんわ」という言葉が出てくるとニコッと笑い少し体を揺らす子も。不思議な言葉がたくさん出てきてそれを楽しんでいるつぼみぐみです。
1歳児 つくしぐみ 「パンダなりきりたいそう」
出版社 講談社
作者 いりやまさとし
【選んだ理由】
体を動かすのが大好きなつくしっこ、絵本と一緒に体を動かして楽しみたいと思ったからです。
【あらすじ】
いっぴきのパンダさんが、全身を使ってなりきり体操をします。
チューリップ→バナナ→こま→ひこうき→おにぎり→ロケット→ボール
最後は、ボールになって転がってしまい止まらなくなるのですが、お母さんパンダがぎゅっと受け止めてくれます。
【クラスの様子】
まねっこがたのしめるこどもたち、かわいいパンダのまねをして、体をくねらせたり、回ってみたり、ころがったりしています。
2歳児 たんぽぽぐみ 「はじめてのももたろう」
出版社 教育画劇
作者 教育画劇
絵 フジイカクホ
【選んだ理由】
日本で古くから語り継がれている昔話を子どもたちに知ってほしいと考え、選びました。
場面の絵がはっきりして分かりやすく、又、これからたくさんの言葉を習得していく中で、言葉の使い方が年齢に合って子ども達に内容が伝わりやすい点から、この紙芝居にしました。
【あらすじ】
山に行くおじいさんを見送って、おばあさんは川へ洗濯に。すると大きな桃が流れてきました。桃を切ると、中から元気な男の子が。桃太郎と名付けられた男の子は、すくすくとたくましく成長して、さる、いぬ、きじとともに鬼ヶ島へ行き、鬼を退治するというお話です。
【クラスの様子】
伝わりやすい言葉の言い回しであり、繰り返し読み聞かせをしていく上で、色々な人物の登場を心待ちにし、子ども達から「こんど〇〇でてくるねー」「キーンキーンって読んだよねー」「おにのとこにいく」「やっつけちゃうー」などとストーリーの展開を先読みし、期待したり、ももたろうたちが「おにがしまにいってきます」の言葉の後に子ども達から「いってらっしゃーい」という声もあり、子ども達自身もももたろうの世界に入り込みながら、日本の伝承的昔話に触れ、楽しんでいます。