保育士が選ぶ読み聞かせ絵本 Vol.9 【5歳児・4歳児・3歳児】

【クラス】 ゆり組

【題名】 いちねんせいのがっこうたんけん

【出版社】 佼成出版社

【作者】 あか しゅうぞう さく  ふじた ひおこ え

 

【選んだ理由】

いよいよ一年生になるゆり組!もちろん楽しみではあるけれど、実はちょっぴり不安なことも、、、。学校って楽しいかな?どんなことをするのかな?そんなドキドキをみんなで絵本を通して学校を覗いてみよう!そして、不安な気持ちよりも楽しみでいっぱいに、期待感いっぱいに一年生になる日を迎えてほしいと思い選びました。

 

【どんな本】

4月になりました。しゅんちゃんは一年生。ランドセルを背負って元気に学校です。今日は二年生のお兄さん、お姉さんと小学校ってどんなところ?何があるの?と学校探検に出掛けます。楽器がたくさんある音楽室、大きな鍋が並ぶ給食室、理科室にあるこわーいものって、、、?学校の楽しさを伝える絵本です。

 

【クラスの様子】

保育園では体操も器楽も製作も、自分のお部屋だけれど、、、学校には授業に合わせていろいろな教室があることにびっくり!とっても盛り上がったのは理科室に家庭科室、、「よっしゃー楽しみ!」と喜び合ったものの話を進めていくと「なんだ、、3年生か」「ご飯作るのは5年生か」と学年によって授業が増えることにはちょっぴりがっかり。授業はまだだけれど、、、どの学校にもある教室なので学校探検で見ることはできるかな?と期待を膨らませるゆり組でした。

 

 

 

 

 

【クラス】 れんげ組

【題名】 ともだち いっぱい

【出版社】 ひかりのくに

【作者】 作 新沢としひこ  絵 大島妙子

 

【選んだ理由】

「ともだちのともだちはともだち」友達は誰にでもいます。絵本、お空、アリ

歌…。ひとりぼっちは、誰もいません。人と出会い、繋がり、ともだちになっていく。人の気持ちや考えに気づき知ることで、自分の世界が広がり豊かに成長していけるころを願いこの絵本を選びました。

 

【どんな絵本】

みちるちゃんは、大好きなかば:ブイブイの絵本を見ていると、そこへさとくんがやってき取り合いに…。そこへももこちゃんがやってきて「ともだちのともだちはともだちなんだよ」と教えてくれます。

 

【子どもたちの様子】

表紙を見た途端に「わー!お顔がいっぱい!」と声があがりました。

絵本を「わたしの!ぼくの!」と取り合う場面では、じいーと見つめていましたが、「ともだちのともだちは、ともだちなんだよ」と絵本の中のももこちゃんが教えてくれるとホッとした表情になったれんげっ子たち。

その後のページで、友達は、人間だけではなく「アリ」「歌」「空」などひとりひとりが『ともだちと感じたらともだちなんだ!』と静かにうなずいていたのが印象的でした。

 

 

 

 

 

【クラス】 すみれ組

【題名】 とけいのおうさま

【出版社】 PHP研究所

【作者】 こすぎさなえ

 

【選んだ理由】

最近、すみれ組のお友達は時計を見て行動することも多くなり、自由遊びの片付けの時間になると「ながいはりが○○になったよ!」「おかたづけのじかんだよー!」という声がお部屋中に飛び交っています。進級に向けて、時間を守ることの大切さをみんなで確認することができたら良いなと思い、この絵本を選びました。

【どんな本】

時計の国には時計のおうさまが住んでいます。おうさまの顔には、針が2本ついていて、チ、チ、チ、チ・・・・・と動いています。おうさまの時計は、いつも正確に時間を刻み、国中の時計はすべてその時計通りに時間が進みます。朝、おうさまの時計が6時をさすと、王冠の中から時計鳩が飛び出し、「ぽぽぽー!6時だよ!朝だよ!体操の時間だよー!」と鳩が叫びます。すると、国中のひとたちが一斉に朝の体操を始めます。7時は朝ごはんの時間、10時は散歩の時間、2時は運動の時間。時計の国では、時間が何よりも大事。時間を守らない人は牢屋に入れられました。ところがある日、のんびりやのおうさまは時間に縛られることが嫌になり、時計の針を隠してしまうことに…。時間を守ることの大切さが書かれているお話です。

【クラスの様子】

絵本に出てくる時計の絵を見ながら、1から12までの数字をみんなで声を揃えて数える姿がありました。おうさまが時計の針を隠してしまう場面では、「とけいのくにはどうなっちゃうの?」と絵本に釘付けな様子でした。4月からはれんげ組になる子どもたち。今よりさらに時計を見て行動することができるように、この絵本を通してみんなで時計の読み方や時間の大切さを知っていきたいと思います。

 

 

 

 

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