【クラス】 3歳児 すみれ組
【題 名 】もったいないばあさん
【出版社】講談社
【文】 真珠まりこ 【絵】 真珠まりこ
【選んだ理由】
給食でお皿にご飯粒やおかずを残したまま、おかわりに来てしまうお友だちや、手を洗う際に水を無駄使いしてしまう姿が見られるため、進級するにあたり、絵本を通して日々の生活の中でもったいないことはないか、もう一度子どもたちと一緒に確認していきたいと思ったため。
【どんな本?】
もったいないことをしている子のところへやってくる、もったいないばあさん。お皿の上の食べ残し、お茶碗についたご飯粒に、「もったいなーい」と言いながらやってきます。そして、お茶碗に残ったご飯粒をパクパク、ペロペロ。男の子の顔についたご飯粒までペロペロと食べてしまいます。男の子が蛇口から水を出しっ放しにしたまま歯磨きをしていると、またもやもったいないばあさんがやってきます。
そしてまだ使えるものは再利用。くしゃくしゃの紙は怪獣に、短くなった鉛筆はまとめて虹色鉛筆に変身させました。最初はもったいないばあさんのことが苦手そうな男の子も知恵を教わりながら一緒に遊んだりして過ごしているうちにだんだんと笑顔が増えていきます。
【クラスの様子】
まず絵本を見ると「あ!このえほんしってる!」と反応をする子どもたち。男の子がお皿にご飯粒を残している場面では「ちゃんとあつまれするんだよね」という声が色々な子から聞こえてきました。短くなった色鉛筆が虹色鉛筆に変身した場面では、綺麗な絵に釘付けになっている様子でした。絵本を読み聞かせ後、手を洗うときにはお友だち同士で「みずをだしっぱなしにしてたら、もったいないばあさんきちゃうよ…」と声をかけ合う様子や、給食を食べる際に「もったいないからあつまれしないと。」などと自ら気付いて残さずに食べようとする姿を見ることができました。
【クラス】 4歳児れんげ組
【題名】 としょかんライオン
【出版社】 岩崎書店
【作者】 ミシェル・ヌードセン
【選んだ理由】
生活の場や遊ぶ中でルールや決まりを守る大切さを知ってきた子どもたちですが、お友達を助けるためなどの、何か理由があったときは守れない時もある。決まりを守ることももちろん大切ですが時にはもっと大切なこともあるというのを知って欲しいなと思いこの絵本を選びました。
【どんな絵本】
図書館という場所を通して出会いの場や心の交流の素晴らしさが味わえる絵本です。決まりを大切にしなければならない中で理由があって守れない時があるというのがストレートに伝わってくる内容となっています。
【子どもたちの様子】
少し長い話しの絵本ですが最後まで真剣に聞いていました。最初は図書館にライオンなんて!と言っていた子どもたちもだんだんといいな〜!楽しそう!と話に釘付けになりました。守る大切さを知る中で理由がある時もある、と言うことを少しでも感じていたら嬉しいなと思います。
【クラス】 5歳児ゆり組
【題名】 いちねんせいのがっこうたんけん
【出版社】 佼成出版社
【作者】 あか しゅうぞう さく ふじた ひおこ え
【選んだ理由】
いよいよ一年生になるゆり組!もちろん楽しみではあるけれど、実はちょっぴり不安なことも、、、。学校って楽しいかな?どんなことをするのかな?そんなドキドキをみんなで絵本を通して学校を覗いてみよう!そして、不安な気持ちよりも楽しみでいっぱいに、期待感いっぱいに一年生になる日を迎えてほしいと思い選びました。
【どんな本】
4月になりました。しゅんちゃんは一年生。ランドセルを背負って元気に学校です。今日は二年生のお兄さん、お姉さんと小学校ってどんなところ?何があるの?と学校探検に出掛けます。楽器がたくさんある音楽室、大きな鍋が並ぶ給食室、理科室にあるこわーいものって、、、?学校の楽しさを伝える絵本です。
【クラスの様子】
保育園では体操も器楽も製作も、自分のお部屋だけれど、、、学校には授業に合わせていろいろな教室があることにびっくり!とっても盛り上がったのは理科室に家庭科室、、「よっしゃー楽しみ!」と喜び合ったものの話を進めていくと「なんだ、、3年生か」「ご飯作るのは5年生か」と学年によって授業が増えることにはちょっぴりがっかり。授業はまだだけれど、、、どの学校にもある教室なので学校探検で見ることはできるかな?と期待を膨らませるゆり組でした。