【クラス】3歳児 すみれ組
【題名】14ひきのさむいふゆ
【出版社】童心社
【作者】いわむら かずお
【選んだ理由】
シリーズ作であり、春・夏・秋と選んでいるため、決めました。
【どんな本】
森が雪景色に変わり、雪が降る日にみんなでそりを作り、雪が止むのを待ちます。
次の日に太陽が出るほどの青空のなか、作ったそりを使って雪遊びを存分に楽しむお話です。
【クラスの様子】
ねずみの兄弟の名前をすっかり覚え、雪のストーリーを楽しむことができました。
絵本の中では雪のそりを楽しんでいたので、すみれ組では、ダンボールのそりを作って土手に行ってみる?と聞くと「いくー!」とにっこり笑顔でした。
【クラス】4歳児 れんげ組
【題名】あいつもともだち
【出版社】偕成社
【作者】作 内田麟太郎 絵 降矢なな
【選んだ理由】
行事を通し友達と心を一つにする難しさ、心を一つにしたからこそ成功した嬉しさなど友達と同じ気持ちになる心地良さを感じたれんげ組。生活や遊びの中でも友達の思いに共感したり、友達の思いに気付くことができるように関わっているからこそ読み聞かせたいと思いました。
【どんな本】
キツネとオオカミは冬眠する友達と順番に握手をして挨拶を交わします。でもキツネはちょっと苦手なヘビがそばにいたけれど、気付かないフリをしてしまいます。ヘビも「自分には手がないから握手ができないし、、、」と寂しい気持ちのまま冬眠します。雪が降りオオカミと雪遊びをして楽しい時でもキツネは、ふとヘビのことを思い出します。「寂しい気持ちで冬眠させてしまった」と後悔でいっぱいの気持ちになるのです。ある日オオカミと一緒に冬眠している仲間のところを尋ねてみます。冷たくなって冬眠しているヘビを撫でているキツネを見てオオカミはキツネの気持ちに気付きます。春が来て冬眠から覚めた時ヘビは、、、。
あーよかった、とほっと胸を撫で下ろすお話です。
【クラスの様子】
あの時こうしておけば良かった、、、の気持ちがわかるような、ちょっと難しいような、、、というのが初めて見たときの反応でしたが、繰り返し読むうちに少しずつキツネの気持ちに寄り添い、共感できるようになったり、オオカミの優しさにも気付いたり、読めば読むほどそれぞれの動物の気持ちが見えてきています。
【クラス】5歳児 ゆり組
【題名】エルマーのぼうけん
【出版社】福音館書店
【作者】ルース・スタイルス・ガネット
【選んだ理由】
誰もが知っている、小学生に人気のある本です。
小学校では、絵本読みだけでなく、読み聞かせや読書の時間がある為、少しでも親しみをもってもらおうと選びました。
【どんな本】
主人公の少年、エルマーは野良猫に出会い、動物島にとらえられているリュウの話を聞き、助けにいくお話です。
【クラスの様子】
本の紹介をした時、お兄ちゃん、お姉ちゃんのいるお友だちは「あ!知っている!」と前のめりな様子でした。他のお友だちも、最初は「絵がなーい!」「文字しかなーい!」と言っていたのですが、小学校では、読み聞かせ、読書の時間があるということを伝えると、耳をすまし、自分の頭の中でイメージしながら聞いています。