【クラス】3歳児 すみれ
【題名】「14ひきのせんたく」
【出版社】童心社
【作者】いわむら かずお
【選んだ理由】
前回、「14ひきのぴくにっく」を選ばせていただき、そのシリーズです。
夏ということで、川が出てくる涼しげなところや、身近な洗濯を題材にしているため、洗濯やお手伝いすることに少しでも興味が持てたらいいなと思い決めました。
【どんな本】
14ひきのねずみの家族が夏の太陽が差し込み、せみが鳴き始めた頃に川に洗濯をしに出掛けます。
子どもたちが川で洗濯板を使い、シャツやズボンを洗うお手伝いをしながら、川で水遊びを始めてしまうとっても涼しげなお話です。
【クラスの様子】
洗濯がテーマだったためお家での洗濯と絵本での洗濯の違いを探してみることに…!
「おうちではまるいはこにようふくいれて、それでまわすよ!
でも、ねずみたちは、かわでごしごしあらってる!」など色々と発見しながら、楽しんでみていました。
見慣れた虫たちも絵の中に隠れていて見つけるごとにあ!と嬉しそうな様子でした。
【クラス】4歳児 れんげ
【題名】さんまいのおふだ
【出版社】小学館
【作者】千葉幹夫
【選んだ理由】
お化け、妖怪、幽霊… 怖いけれど興味ある年頃のれんげ組。そんな時期だからこそ昔から伝わるこのお話を選びました。
【どんな本】
小さな村に和尚さんと子どもが住んでいました。子どもが山へ栗拾いに行きたいと和尚さんに頼むのですが、和尚さんは「やまんばが出るからダメだ」と言います。しかし、子どもが何度も頼むので和尚さんも諦めます。そして三枚のお札を渡し「怖い目にあったらこのお札に願い事を言うこと」「願い事を言ったら必ず後ろに投げること」を約束させ、子どもを山へと見送りました。そして、やまんばに出会うのですが、、、。読めば読むほどお話に引き込まれドキドキしながら楽しめる本です。
【クラスの様子】
部屋の電気を消して、雰囲気を作って読んでみました。やまんばが出てくるシーンで顔を伏せたり、次の展開を期待して目を見開いて見ていたりと様々な反応でしたが、どの子もお話の世界に引きずり込まれていました。読み終えると「怖いお話じゃなくてよかったー」と、安堵の声や「助かってよかったね」という感想もありました。得体のしれない「やまんば」に益々 想像が膨らんだことと思います。
【クラス】5歳児 ゆり
【題名】「ろくべえ まってろよ」
【出版社】文研出版
【作者】灰谷健次郎
【選んだ理由】
前回選んだ絵本も友だちとの絆をテーマにしたお話しです。今回のお話は友だちと協力をして1つのアクシデントをどう乗り越えるのか?子ども達で考えぬいた小学1年生ならではの発想に、同じくらいの年齢のゆり組の子ども達にはどう映るか?また、このお話は小学校の教科書にもよくのっています。子ども達に、小学生への親近感を少しでももってもらおうと思い選びました。
【どんな本】
ろくべえという犬が穴の中に落ちてしまい、心配した子ども達が皆で知恵をふりしぼって、ろくべえを助けるというお話です。
【クラスの様子】
ろくべえはどうなっちゃうの?助かるの?ページをめくる度に子ども達の眉間にはしわがよっていきます。
助かるかな?~すればいいんじゃない?無理だよ!等、助かってほしいという思いをよせながらも次の展開に期待をふくらませながら聞いている子ども達です。